2025年カナダCo-op(コープ)留学が変わる?!スコアの目安やビザについての変更点を徹底解説

作成日:2024年12月2日 最終更新日:2024年12月3日

こんにちは!Twinsカナダ留学のもなきです。今回は、「2025年以降のコープ留学」について、何が変わるのか、また何が変わらないのかを徹底解説します。

カナダでは2025年1月よりCo-opプログラムへの参加条件が大きく変わることが、各カレッジより順次発表されています。近年、カナダの留学生政策は厳しさを増しており、不安を抱える方も多いのではないでしょうか。特に過去にコロナで行きたくても行けなかった経験をした人からは心配や不安の声をよく聞きます。

このブログでは、先日発表された内容とその背景、また今後の留学準備に役立つ情報をお届けします!

※ちなみに、カナダではビザに関するアドバイスや提案というのは、政府公認の移民コンサルタントによる独占業務です。僕は移民コンサルではないので、この記事の内容は、アドバイスや提案ではなく、あくまで公開されている情報を元にした共有である旨ご理解ください。
※このブログ記事は2024年11月時点で得られている情報を元にしております。

カナダの留学生政策が変わった背景とは?

カナダはご存知の通り移民大国で、世界の色々な国からの移民で構成されています。私が住むバンクーバーだと、中国、韓国、インド、南米系、フィリピン、ヴェトナム、香港、台湾、色々なバックグラウンドを持つ人がいます。日本は世界でもトップクラスに少子高齢化が進行していますが、カナダも純粋なカナダ人だけだと少子高齢化が進行しているのは同じ状況です。その社会問題に対して、国として移民を大量に受け入れることで人口の減少を食い止め、労働人口の若返りを図ってきたがカナダです。しかし、2020年のコロナ禍で多くの移民が帰国し、労働力不足に陥りました。そこで再び移民や留学生の受け入れを拡大しましたが、その結果、次のような問題が浮上しました。

  • 住宅不足
  • 失業率の悪化

これらの問題に対する国民の不満を受け、カナダ政府は「移民や留学生を減らす(厳選する)」方針へと舵を切りました。

2025年に予定される主な変更点

① 英語力証明がIELTSやTOEFLに統一

最もみなさんに大きな影響力がある変更点はこちらの「英語力証明」についての変更点でしょう。

これは、カナダ移民局などからの発表というよりは、移民局と各学校との調整や交渉により、方針が決定した学校から順次発表されている状況です。なので、僕ら留学エージェント宛には学校から順次アナウンスがきています。

これまで多くの学校では独自の英語テストで入学可否を判断することが可能でしたが、2025年以降はコープ留学の学校出願にあたりIELTSやTOEFLなど公式な英語テストスコアの提出が必須となる予定です。

  • 対象外の試験:TOEICや英検は対象外の予定です。TOEICはスピーキングやライティングが含まれないため、正確な英語力を測れないと判断されています。
  • DuolingoはOKの可能性も? :一部の学校ではDuolingoが認められる場合があります。詳細は留学エージェントに確認してください。
  • 必要スコアの目安:現時点での予想では、IELTSスコア5.5程度が求められる見込みです。これはTOEIC600〜740、英検準1級に相当します。

※2024年内に出願した場合は、現行の学校独自テストが利用可能です。留学を決めている方は早めに行動するのがおすすめです!

② 学生ビザの発行数が10%削減

もう一点の大きな変更点が「学生ビザの発行数」についてです。2025年から2026年にかけて、学生ビザの発行数が2024年比で10%減少する予定です。具体的には以下の通りです。

  • 2024年発行目標数:48万5,000件
  • 2025年以降:43万7,000件

この変更により、ビザ取得の競争は激化する可能性があります。つまり「行きたいけど今年の枠は既に埋まってしまった」ということが起こるかもしれないのです。

変わらない点

① 残高証明の必要額

1年以上の留学では、20,635カナダドル以上の残高証明が必要です。滞在期間が1年未満の場合は、月割りで計算されます。

② PAL(Provincial Attestation Letter)

2024年から導入されたPALは、2025年以降も必須となります。この制度により、学生ビザの発行数が州ごとに管理される仕組みが確立されました。

留学準備のためのアドバイス

2025年以降に留学を予定している方へ

IELTS5.5を目標に、今から英語学習を進めましょう。特に日本ではTOEICや英検の参考書が主流ですが、IELTS対策本を大きめの本屋やAmazonで探すとよいです。

またIELTSは1回の受験につき約3万円かかります。何回も挑戦するよりは、多くても2回くらいの受験で必要なスコアをGETする気持ちでやるのがよいと思います。

2024年中に出願を検討している方へ

変更点に備えるため、2024年内に以下を進めましょう。

  1. 学校や専攻の選定
  2. 留学エージェントの決定
  3. ビザ申請の準備

早めに動くことでスムーズに手続きを進められます。

留学の成功には綿密なプランニングを!

いつも言っていることですが、社会人のコープ留学に必要なのは、綿密なプランニングです。自分の目指すキャリアがあり、そこへ到達するために本当に留学は必要なのか、また、意味ある留学の経験にするためにはどうしたらいいか、しっかり考えて臨むことが大切です。コープ留学の良い面ばかりを伝えて、あなたを留学に促そうとするエージェントはたくさんありますが、この記事を見ていただいている皆さんは一歩立ち止まって、本当に自分は留学に行く必要があるのかどうかを考えてみてください。

他にもCo-op留学を成功に導くためにコープ留学前・座学期間中・コープ(インターン)期間中と3つの期間にわけて向き合い方をご紹介した記事がおすすめです。ぜひこちらも合わせてご覧ください。

Twinsカナダ留学では、留学ありきでの面談はせず、そもそも留学に行くべきかどうかの相談から付き合いますので、気になる方は概要欄のLINE公式からご連絡ください。YouTubeやInstagramのフォローもよろしくお願いします。

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