【体験談】スモールトークが面接だった~カナダ5年目、カフェでのご縁が繋いだ現地就職への道

Twinsカナダ留学主催の「コープ留学 Advent Calendar 2025」の24日目を担当することになりました、Hinaです。
本日はクリスマスイブですね!クリスマス文化や過ごし方は、家族と過ごすカナダスタイルと、友達やカップルで過ごす日本スタイルとで違いがありますが、皆さんはどのようなクリスマスを過ごす予定ですか?私が働くカナダの会社では、24日は4時間のみの勤務で、25日はスキーに行こうと思っています。年末に向けて、連休のある会社も多いのではないでしょうか?
さて、このアドベントカレンダーの共通のテーマは「コープ留学と私」です。私はカナダ生活5年目に突入したところですが、これまでのカナダでの生活を振り返りながら、Co-op留学(以下、コープ留学)を通して学んだこと感じたことをシェアしていきます。
自己紹介:大学中退、そしてカナダへ
本題に入る前に、少し自己紹介をさせてください。5年前、私は日本で建築を専攻する大学生でした。ですが、就職した先輩から話を聞いたりするうちに、日本の働き方や、将来の賃金水準に不安を抱き、「このままではまずい」と思うようになりました。結果、2年次終了後に休学。コロナ禍の影響もあり、大学を退学しました。
その後、2021年にカナダへ渡航して、「大学を辞めたからには、何か武器を身につけたい」と決意。観光ビザでの滞在中にさまざまな選択肢を検討し、まずはコープ留学でデジタルマーケティングを学ぶことにしました。
現在は、現地の保険代理店で日本人マーケットの担当者として働いています。大学を中退してカナダへ渡り、英語力を上げて現地企業でキャリアをスタートさせるという、少し珍しいパターンかもしれません。今の仕事に就くまでの「カナダらしいカフェでのご縁」についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
※Xでは、カナダ生活に役立つ情報や、趣味の登山やスキーなどで撮影した自然の写真なども投稿しているので、ぜひ覗いてみてください。
https://x.com/hina_vancouver?s=20

ジャパレスからローカルカフェへ
コープ留学生だった当時、座学期間中は週20時間の就労が認められていました(2025年12月時点では週に24時間まで就労可能)。物価の高いカナダで生活していくため、少しでも稼ごうと渡航後すぐに仕事探しを開始。
最初はローカルのカフェやレストランで働きたいと考えていた私は、行動力を武器に、レジュメを片手にローカルレストランへドロップオフを繰り返していました。バンクーバーのメインストリート沿いにあるイタリアンレストランだけ面接に呼ばれましたが、その後の連絡はなくお見送り。「当たって砕けろ精神」で頑張っていましたが、精神的にも経済的にもきつくなってきた私は、切り替えて日系のレストランで探してみることに。するとすぐに面接・採用が決まり、日本食レストランのサーバーとして、カナダで初めてのアルバイトをスタートすることになりました。
それから数ヶ月後、語学学校時代の友達から「ローカルカフェに合格した」と連絡がありました。そこは韓国人オーナーの小さなカフェで、同僚はカナダ人の大学生たち。
そのカフェがとても居心地よく、友達も働いていたことから、よく顔を出しては勉強をしていました。するとある日、オーナーから「ここで働かないか?」と声をかけられたのです。カフェ勤務経験はゼロで、ラテとモカの違いも分からない状態でしたが、翌日レジュメを持っていき、ポテンシャルを評価して採用いただきました。
カフェで働き始めてからは、カナダ人の同僚との会話が増え、英語力はさらに向上しました。 でも、お客様の中にはとんでもないカスタムをオーダーする方もいて、苦労したことは鮮明に覚えています。 例えば、「Latte, 16oz, to go, oat milk, Vanilla syrup, single shot, cinnamon powder, extra hot…」 を高速英語でオーダーしてくるのです。もはや呪文です(笑)。時間が経過するとともに業務も覚え、慣れてゆき、半年後にはお店を一人で任されるまでになりました。

カギの返し忘れが運命を変えることに
カフェ勤務を始めて1年弱が経ったある日のこと。一人のお客様から「あなたの母国語は何?」と英語で尋ねられました。私が日本人であること、そして今はコープ留学でマーケティングを専攻していることを話しました。いわゆるスモールトークです。その場は、コーヒーを淹れて渡して、いつものような何気ない接客として終わりました。
しかしその日の夜、私はお店の鍵をうっかり持ち帰ってしまったことに気づき、慌ててオーナーに連絡。翌日のシフトはありませんでしたが、鍵を返しに行くついでに店内で勉強していくことにしました。
すると、昨日のお客様がまた来店したところを目撃。再度、「スモールトーク」が始まり、私が大学を辞めてカナダに来たこと、コープ留学でマーケティングを勉強していること、将来はお金持ちになりたいこと、これまでの海外の経験話など、いろいろな話をしました。
話に花が咲き、2時間ほど話した後、彼から「実は、私は旅行保険を販売する会社を経営しているんだ。日本マーケットの拡大に力を入れたいし、なんか君はできそうだから、よかったらうちの会社で働かないか?」と提案されたのです。 提示された給与は日本の新卒の平均年収よりも高く、正直「うまい話すぎて嘘じゃないか?」と半信半疑でしたが、思い切って進んでみることにしました。
点と点が線になった瞬間
それから3年。私は今もその保険代理店で働いています。 最初はウェブサイトの翻訳の仕事から始まりましたが、現在は仕事の幅も裁量や責任も大きくなり、スポンサービザまで出していただくことができました。風通しの良いホワイトな職場で、コープ留学で学んだマーケティングの知識も活かせています。
振り返ると、もし語学学校で韓国人の友達と出会っていなければ? もしそのカフェのオーナーが私を雇ってくれなければ? もしあの日、鍵を返しにお店へ行っていなければ?多くの偶然の「点」が繋がって「線」になり、今の私があります。

コープ留学を考えている皆さんへ
運がよかっただけでは?と思った人もいるかもしれませんが、私の中で「再現性」があると考えているポイントは2つです。
- 行動を重ねること。 移動し、動いている人にチャンスは巡ってくる。
- 向上心を持つこと。 置かれた場所で、努力を惜しまないこと。
正直、コープ留学という「カード」だけでは、カナダ人と同じ土俵で戦うには不十分かもしれません。 ですが、コープ留学の真の価値は、「カナダでの生活経験すべて」にあります。
仕事探しで苦戦したこと、生活に関する手続きを自分で行ったこと、新しい出会いや経験、それら一つひとつが小さな成功体験になり、日本に帰ったときには必ず自信に繋がります。
若いうちの失敗はローリスクでしかありません。他人の失敗なんて、誰も覚えていないです。せっかくの人生、やりたいことは悔いがないように全力で挑戦してみてください。私も引き続き向上心を忘れずに走っていきます。
また、以前Twinsカナダ留学のYouTubeチャンネルにて、ゲストとしてお話しさせていただきました。こちらもご覧いただけると嬉しいです!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。明日のアドベントカレンダー最終日を飾るのはもなきさんです。どうぞお楽しみに!
Happy Holidays!
Hina




