Twinsカナダ留学は「コープ留学」をおすすめしません

お疲れ様です。Twinsカナダ留学代表のもなきです。
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「コープ留学 Advent Calendar 2025」の最終日、12月25日ということで、今回のアドベントカレンダー企画の発起人でもある僕自身が、僭越ながらラストの記事を書かせていただきます。
まずは、今回のアドベントカレンダー企画にご参加いただいた多くのコープ留学経験者の皆さま、本当にありがとうございました!
1日も欠けることなく、25日分の記事が揃ったこと、心から感謝しています。
さまざまな立場や視点から、とても有益な記事がここまで24日分積み重なりました。まだ読まれていない方は、ぜひこちらのリストから辿ってみてください。
https://adventar.org/calendars/11462
さて、最終日を締めます今回は、
Twinsカナダ留学は「コープ留学」をおすすめしません
という内容で書かせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
1.コープ留学のプラスの面を切り取って売り込むことはしません
まず、今回の記事のタイトルについて補足させてください。
「おすすめしません」という言葉は、コープ留学それ自体を否定したいわけでも、コープ留学のエージェント業を辞めるという話でもありません。
Twinsカナダ留学は、コープ留学に特化した留学エージェントの立場ではありますが、
「コープ留学っていいですよ!」
「コープ留学に来たらこんな素敵な未来がひらけますよ!」
のように、プラスの面を切り取って売り込むことは決してしていません。
僕たちがやっているのは、コープ留学の良いところも、厳しいところも含めて、赤裸々にリアルをSNS等で発信し続けること。
そして面談の場を通じて、その人のこれまでのキャリアや、これから目指すキャリア、そしてどんな人生を過ごしていきたいのかを丁寧に聞いていくこと。
その上で、その実現へのプロセスとして、コープ留学が乗る価値がありそうであれば、留学前から留学中、そして留学後までを一貫してサポートしていく、というスタンスです。
なぜこのような、一見すると非合理的なスタンスを取っているのか?
まずは、Twinsカナダ留学のサービスの成り立ちからお話しさせてください。

2.社会人コープ留学「だけ」に絞った理由
Twinsカナダ留学は、2023年3月にサービス提供を開始しました。
そこから現在までの約2年9ヶ月、「社会人」の「コープ留学」だけに特化して運営しております。
大学生や、大学卒業直後の方向けの留学相談はしていません。
また、ワーキングホリデーやROワーホリやESLのみの相談は受けていません。
なぜ、そこまで対象を絞っているのか?
その背景の根幹には、僕自身が日本で中途採用や転職支援の経験が長い、ということがあります。
Twinsカナダ留学を立ち上げる前の2022年夏〜秋ごろ、X(当時のTwitter)を通じて、コープ留学中の社会人の方およそ50名にお時間をいただき、話を聞きました。
そこで強く感じたのは、
「なぜコープ留学に来たのか分からなくなってしまっている人」
「帰国後のキャリアが見えず、やりたいことが迷走してしまっている人」
が、想像以上に多いという現実でした。
海外に挑戦する行動力や、現地で生き抜くサバイバル力、日本での経験やスキルもある。
人事や転職エージェント目線で見ても「本来であればもっと可能性を広げられるはずの優秀な人材」が、コープ留学を経たことで、キャリアや生き方に迷走してしまっている。
これは、明らかにおかしな状況だと感じました。
本人にとってももったいないですし、日本全体で見ても大きな価値毀損です。
もちろん、留学のプラスの側面を訴求して、将来的なキャリアをどう構築していくのかのカウンセリングをせずに、彼ら彼女らを留学に促していた、既存の留学エージェントを真っ向から否定したいわけではありません。
留学エージェントという仕事である以上、留学を販売するのは当然です。
ただ、留学中や留学後のキャリアに迷走してしまう人たちが大量に生まれてしまうその状況は、やはり是正していくべきだと、ある種の使命感のようなものを感じました。
そして、自分自身が日本で長年やってきた中途採用や転職支援の知見と経験と結びつける形で、「社会人」「コープ留学」に絞り込んだ留学エージェントを始めることを決めました。
3.「コープ留学が必要かどうか」から一緒に考える
Twinsカナダ留学では、オンラインでの一対一の面談を通じて、その人がこれまでどんなキャリアを歩んできたのか、これからどんなキャリアを目指したいのかを、じっくり聞いていきます。
仕事の話だけではありません。どんな人生を送りたいのかや、なぜ留学や海外生活に興味を持ったのか、その背景も含めて話を伺います。
面談の前の時点ではモヤモヤとした感情を、質問を通じて紐解いて言語化していきます。
その上で「その理想の実現のために、本当にコープ留学が必要なのか?」を一緒に考えます。
結果的に必要であれば、もちろん伴走します。
一方で、必要でないと判断した場合は、「コープ留学ではない手段を取った方がいいのでは?」「まずは現職に残ってキャリアを積んでみては?」などと率直にお伝えします。
正直言うと、これは留学エージェントとしては1ドルにも1円にもならない判断です。
でも、コープ留学に高いお金と貴重な時間を使った結果「やっぱり行かなければよかった」「他の留学手段でも十分だった」と後悔する選択を推奨したくありません。
だから、必要なときには、あえてブレーキ役も引き受けています。
「コープ留学のエージェントに相談したが、コープ留学をおすすめしないと言われたことは驚きだった」というフィードバックはよくいただきます。
4.留学で一番大事なのは「留学中」
留学エージェントの多くは、学校紹介や渡航手続きの段階でマネタイズするビジネスモデルです。
なので、留学して渡航後のフォローが手薄になるのは、仕組み上、ある意味自然なことだと思います。
繰り返しになりますが、既存の留学エージェント業界の構造を悪く言うつもりはありません。
ただ、僕は、コープ留学で一番大事なのは「渡航した後」、つまり「留学中」だと考えています。
知らない異国の地で、言葉も文化も違う中で、自分のキャリアや価値と向き合い続ける時間。渡航してからが、本当の意味でのスタートだと思っています。
だから、留学に行ったらその後の関係性が途絶えるエージェントにはなりたくなかった。
5.同じ志の仲間と出会えるコミュニティの存在
こうした考えのもとで、Twinsカナダ留学をスタートするよりもさらに前から始めたのが、社会人コープ留学のコミュニティ「Co-opers(クーパーズ)」です。
Slackを中心に、留学中の生活や仕事や帰国後の転職活動にいたるまで、色々な情報共有や相談が日常的に行われています。
加えて、月に1回ほど、オフラインで集まる機会も欠かさず作ってきました。
飲み会だけでなく、BBQ、スポーツ大会、SUP、スノボ、ホームパーティなど、さまざまな企画を実施してきました。
クーパーズの大きな強みは、日本でさまざまな経験やスキルを積んできたタレント揃いの社会人が集まっていることです。そのため、コミュニティの中で多くのことが自然に解決していきます。
「自分の会社でデザイナーが必要だから、あの人に聞いてみよう」
「SNSマーケはこの人が強いから相談してみよう」
「新規事業で営業を強化したいから、あの人に仕事を依頼しよう」
そんな繋がりが、僕が感知していないところも含めて、ごく当たり前に生まれています。単なる留学生同士の一時的なつながりではなく、互いの実務や価値提供につながる関係性が育ってきています。

6.留学から帰国後のキャリア支援を本格化
さらに、留学から日本へ帰国した後のキャリアを支援するため、2025年1月から「Twins帰国キャリア」を本格的にスタートしました。
留学から帰国する4〜6ヶ月前くらいから、自己分析、留学経験の整理、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策、求人紹介まで、継続的に伴走します。
また、個別サポートだけでなく、帰国時期別の集団セッションも導入しました。「留学同期」ではなく「留学からの帰国同期」をつくり、互いに励まし合いながら進める仕組みです。
また、2025年3月にUBCで行われた「Japan Connect」というジョブフェアにもTwins帰国キャリアとして出展しました。多くの出展企業が自社のアルバイトやボランティア募集の面接を行う中、僕たちは「帰国後の転職相談乗ります」というふれこみの10分相談ブースを2列回し、ありがたいことに常時満員御礼となりました。
また、2025年の9月に実施した「Cafe & Barもなき」では、コーヒーやお酒を飲みながら気軽に帰国後キャリアの相談ができるという内容でやったのですが、ありがたいことに40名以上の方にご参加いただけました。
留学経験をどう整理し、言語化し、それをストーリー化して転職活動の場で伝えていくのがよいか。この1年で、かなり支援の場数を踏み、再現性も見えてきました。

7.提供しているのは「コープ留学」ではない
振り返ると、Twinsカナダ留学、Co-opers(クーパーズ)、Twins帰国キャリアを通じて、僕たちが提供しているのは、「コープ留学」そのものではありません。
「コープ留学という機会」を通じて、その人の今後のキャリアや人生につながるプロセスや経験、そして長期につながる人間関係を提供しているのだと感じています。
だから、改めて言います。
Twinsカナダ留学は「コープ留学」をおすすめしているエージェントではありません。
その人が目指すキャリアや、過ごしたい人生の先にコープ留学がつながるのであれば支援しますし、そうでなければ、コープ留学を無理に提案することは決してしません。
このスタンスは、これからも変わっていきません。
改めまして、コープ留学アドベントカレンダー2025にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
どうか素敵な年末年始をお過ごしください。
メリークリスマス🎄




