カナダでの英語面接、成功するコツは?日本とま全く違うインタビュー対策まとめ

みなさんこんにちは、Twinsカナダ留学のもなきです。
Co-op留学(以下、コープ留学)のプログラムは、カレッジで専門知識を学ぶ「座学期間」と、関連分野で実務経験を積む「就労期間」に分かれています。
座学期間中は週24時間までアルバイトが可能なため、多くの方にとってこのアルバイト面接がカナダで初めての英語面接になるでしょう。
また、就労期間に向けたインターンの面接も重要です。学んだ知識や経験をどう活かせるかを問われるため、より準備が求められます。
この記事では、アルバイト・インターンのどちらにも役立つ英語面接対策のポイントを、
日本との違いやよく聞かれる質問例とあわせて解説します。
日本とカナダの面接(インタビュー)の違い
まず知っておきたいのが、日本とカナダの面接(インタビュー)の目的の違いです。
日本では、学歴やポテンシャルを重視し、「将来的にどう成長するか」「チームに合うか」を見られる傾向があります。
一方、カナダでは「今どんな経験を持っているか?」「すぐに、どのように貢献できるか?」が重要視されます。
つまり、英語力も大切ですが、“経験をしっかりと伝えること”が鍵となります。
たとえば「学生時代の飲食店での接客経験」や「前職でチームで働いた経験」など、小さなことでも具体的に伝えることで評価されやすくなります。
カナダでの面接までの流れと形式|電話・Web・対面の違い
応募から面接までの一般的な流れ
- 応募(レジュメ+カバーレターを送る)
 - インタビューの招待を受け取る
 - 日程を調整・確定する
 - インタビュー当日(電話・Web・対面など)
 
企業とのやり取りは、「メール」「SMS」「電話」色んな方法で連絡がきます。
応募した企業と異なる会社名で連絡が来る場合や、SMSのメッセージに企業名が書いてない場合、知らない番号から電話がかかってくる場合があります。
たくさん応募することも大切ですが、どの企業にいつ応募したのか?を把握しておくとベストです。
面接の3つの形式
① 電話・Webインタビューの場合
- 周囲が静かな環境を確保
 - ネット接続・充電の確認を忘れずに
 - 5分前にはログインして待機しておくと好印象
 
ここは日本でのWeb面接と変わりません。背景や照明、服装も清潔感があるように整えましょう。Web面接の場合、カメラ目線=アイコンタクトの代わりです。
② 対面インタビューの場合
- 5分前到着がベスト。 早すぎても待つ場所がないことがあります。
 - 到着したら、受付や近くのスタッフの方に「I’m○○(名前). I have an interview with 〇〇 (面接者の名前)at 〇〇(時間)」と伝えましょう。
 - 店舗と異なるオフィスで面接が行われるケースもあるため、住所は必ず事前確認を!
 
③ “ドロップオフ面接”もあり得る!
レジュメをお店や会社にドロップオフする場合、その場で軽い面接が始まるケースもあります。
ドロップオフをする時は「時間に余裕を持ち、面接モードで行く」こと。思わぬチャンスを逃さないようにしましょう。
英語面接に向けて準備するべきポイント
① 応募先企業の情報を調べる
面接前に、必ずJob Description(仕事内容の説明)を確認しましょう。AIツールを使って内容を要約してもらうのもおすすめです。
特にチェックすべき4つのポイント👇
- どんなスキル・性格の人を求めているか
 - 企業理念・大切にしていること
 - 扱っているサービス・商品
 - 会社の規模感
 
企業の「求める人物」に合わせて、自分の経験をどこで活かせるかを考えると◎。
②実践型の質問に備えておく
カナダでの面接では、実際のシチュエーションを想定した質問がよく出されます。
“What would you do if a client complains about our service?”
“How would you handle a difficult customer?”
“If a client asks for something outside the contract, how would you respond?”
このように「もしこういう状況だったら、どう対応しますか?」と聞かれることがあります。
そのため、応募する企業のカナダでの立ち位置(競合やブランドポジション)や、業界特有の考え方・商習慣を知っておくことがとても大切です。
日本では常識とされる対応が、カナダではまったく異なることもあります。
(例:お客様に対して“すぐ謝る”よりも“状況を一緒に解決する姿勢”が評価される など)
③よく聞かれる質問を練習する
“Common interview questions ○○(職種)”で検索すると、頻出質問が一覧で出てきます。AI(ChatGPTなど)を使って、自分の今までの経験を各質問に当てはめてもらうとスムーズです。似た質問が来ても答えられるよう、キーワードで準備しておきましょう。レジュメの内容に沿っているかも重要です!
英語面接で必ず聞かれる質問はこちら⬇️
- Tell me about yourself.(あなた自身について教えて)
💡英語面接でほぼ必ず最初に聞かれます。「自己紹介」ではなく、「自分の価値を伝える時間です。現在→過去(経験やスキル)→未来(志望理由、どう貢献できるか)を簡潔に! - Why did you apply for this position?(なぜこのポジションに応募したのか?)
💡企業の特徴や応募するポジションに、自分の経験や価値観を交えて答えましょう。 - What skills do you have that are relevant to this role?(あなたのスキルをこの仕事にどう活かせますか?)
💡今までの具体的な経験を、実際の業務にどう活かせるかを答える。 - What are your strengths and weaknesses?(あなたの強みと弱みは?)
💡「強み」は仕事に活かせるものを、「弱み」は前向きに改善していることを伝えるとベスト。 - Tell me about your previous experience.(これまでの経験について教えて)
💡特に職務経験について具体的に説明できるようにしておく。 - Why did you choose this Co-op program?(なぜこのコープを選びましたか?)
💡コープ留学を知らない、という面接官もいます。自分の専攻や学んでいることを答えられるように。 
④自分の経験を英語で伝えられるようにする
社会人経験のある留学生は、「過去の経験」が最大のアピールポイントです。特にレジュメに書いている内容は深掘りされることが多いため、自身の経験や具体的な成果などを伝えられるようにしましょう。
英語面接中に意識したいこと
① 質問には具体例を添えて答える(STARメソッドを意識する)
英語面接でよく使われる面接のスキルとして、「STARメソッド」と呼ばれるものがあります。カナダだけではなく、アメリカ・イギリス・オーストラリア、特にオフィス系のジョブでは「Behavioral Interview(行動面接)」と呼ばれる形式で、STAR回答が推奨されています。
STARとは?
- S(Situation):状況(どんな状況・場面か)
 - T(Task):課題(自分の役割・やるべきこと)
 - A(Action):行動(実際にどう対応したか)
 - R(Result):結果(その結果どうなったか・何を学んだか)
 
例えば、「Tell me about a time you solved a problem as a team(チームで問題を解決した経験を教えて)」と聞かれた場合、
S:When I was working in a food manufacturing company in Japan , 
  (私が日本の食品メーカーで働いていた時)
T:our team had to launch a new online campaign within a very short deadline .
  (短期間で新しいオンラインキャンペーンを立ち上げる必要がありました。)
A:I coordinated with the sales and design teams to simplify the process and shared real-time updates to keep everyone aligned .
  (私は営業チームとデザインチームの間を調整し、進捗をリアルタイムで共有して全員が連携できるように整えました。)
R:As a result, we met the deadline successfully and increased online inquiries by 20% .
  (その結果、無事に期限内にキャンペーンを実施でき、問い合わせ数が20%増加しました。)
このようにSTARを意識することで、面接官も分かりやすく印象に残りやすい回答となります。
② 印象に残る態度で
笑顔・アイコンタクト・落ち着いた声のトーンは、どの職種でも高評価です。
カナダでは特にアイコンタクトが信頼の証。堂々とした姿勢で臨みましょう。
③ 最後の「Do you have any questions?」はチャンス!
必ず1〜2個は質問を準備しておきましょう。
- What kind of training do you provide for new staff?(どのようなトレーニングが受けられますか?)
 - How do you usually schedule shifts?(シフトのスケジュールはどのように決まりますか?)
 
難しい質問よりも、自分が気になることを素直に聞く方が自然です。
日本のように「仕事をする上でのやりがい」や「苦労したことや乗り越えたこと」などの質問はあまり一般的ではありません。
④英語に自信がない場合
英語に自信がなくても、インタビューでは相手に伝わるように、自信を持って堂々と話すことが重要です。
ゆっくり話すことや、質問が聞き取れず聞き返すことはマイナスポイントではありません!
面接が始まる前に「This is actually my first interview in Canada, so I might be a little nervous.」(カナダでの面接は初めてなので、少し緊張しています)と伝えておくと、リラックスした雰囲気でインタビューを進めてくれることが多いです。
英語面接後にやると良いこと
カナダでは、面接後のフォローアップ(Follow-up / Thank you Email)が一般的です。
合否連絡のタイミングはさまざま
面接の直後に合否が決まるケースもあれば、連絡が数週間〜数ヶ月後に来ることもあります。
中には、「今は空きがないけれど、ポジションが開いたら連絡します」と伝えられ、数ヶ月後に「ポジションが空いたのですが、働けますか?」とオファーが来るケースも珍しくありません。
フォローアップメールを送る
面接後24〜48時間以内に、短いThank-you Emailを送るのがおすすめです。
求人期間中は多くの候補者を面接しているため、このフォローアップが「印象に残る」きっかけになることが多いです。
メールでは以下の3点をシンプルに伝えましょう👇
・面接の機会をもらえたことに感謝する
・面接で印象に残った内容を軽く触れる
・引き続きポジションに興味があると伝える
フォローアップが次のチャンスを生むことも
今回採用されなかった場合でも、別のポジションや次回の求人で声をかけてもらえる可能性も十分あります。
コネクションが大切なカナダでは、こういったコミュニケーションもとても大切です。
まとめ
カナダでの英語面接は、日本よりもカジュアルな雰囲気ですが、「経験をどう伝えるか」と「自信を持って話す姿勢」が何より大切です。
- 企業リサーチを徹底する
 - よく聞かれる質問を練習する
 - 経験をエピソードで語る
 - 面接では笑顔・アイコンタクトを意識
 
これらを意識すれば、きっと自信を持って面接に臨めるはずです。
Twinsカナダ留学の公式Youtubeでも英語面接攻略法をまとめています🎥
						
							
									

