社会人留学の理由がこの3つだとヤバいです
こんにちは!Twinsカナダ留学のもなきです。
今回は、
社会人留学の理由がこの3つだとヤバいです
という話をしたいと思います。
Twinsカナダ留学では、社会人Coop留学(以下、コープ留学)に特化して留学エージェント業をしており、日々色んな社会人留学を検討中の方からお問い合わせをいただき面談をしています。
その面談で「社会人留学をする理由」について、じっくりと掘り下げて聞いているのですが、そこで出てくる理由にはどんなものが多いのか。
また「こんな理由だとヤバい」というか「もっと考えた方がよい」という話を今日はしたいと思います。
どんな理由であれ、自分がどうしても留学したかったら行くのは自由です。
実際に、留学エージェントの中には
「留学に行ったらきっと何か見つかりますよ!」
みたいなことを言って、とりあえず留学に行かせようとPUSHする人もいます。
僕は日本では転職エージェントをしていてキャリア支援の仕事をずっとしてきました。
なので、この記事をご覧の皆さんが社会人留学に行くとしたら、今後のキャリアや人生にプラスになる形で準備を進めて欲しいと考えています。
その考えに立って言わせてもらうと「留学に行ったらきっと何か見つかりますよ」と言ってとりあえず行かせる行為は無責任に感じてしまうし、僕はしたいとは思えません。
今回は、前半で実際に社会人留学に行く人がどんな理由で社会人留学を決めているのかの事例を紹介して、
後半では、逆に「こんな理由での社会人留学だとヤバい」という話をしたいと思います。
ぜひ参考にしてください。
社会人留学を決める理由5選
①学生時代に行けなかった
これは結構多いです。
大学生の頃はお金の余裕もなかったり、親が認めてくれなかったり、バイトやサークルで忙しい方は多いです。
卒業時期を遅らせたくないからなどの理由などで長期間の留学経験がない人も多くいます。
直近だと、大学に通っていた期間とコロナが被ってしまい、予定していたけど中止になってしまった、という方も20代前半や中盤に多い印象ですね。
その方々が、社会人になって留学費用が溜まってきたり、自由に時間を使いやすくなって海外留学にトライしています。
この理由の方達は、海外留学への思い入れが昔からとても強く、社会人になって以降も継続的に英語を勉強していてモチベーションが高いことが多いです。
②人生のどこかで長期の海外生活を経験したい
過去に1ヶ月くらいの短期留学をしたことがあり、その時の体験が自分の中でとても大きく、人生のどこかでもっと長い期間で海外留学したいと考える方は多いです。
僕も大学1年生の時にアメリカに1ヶ月、2年と3年の間の春休みにカナダに3週間、短期間の留学をしたことがあったのですが、その時の経験はとても濃密で、その後の人生へ大きな影響を与えるものでした。
どうしても1ヶ月くらいだと、楽しくなり始めた、英語もキャッチアップしてきた、と思い始めたくらいのタイミングで帰国になってしまうので、もうちょっと長くいたい気持ちが芽生えたまま社会人になった、という人は多いです。
③英語力の必要性を痛感した
これはポジティブな意味で、自分の英語力の未熟さを社会人になってから感じるパターンです。
例えば勤め先が外資系の企業で、英語で社内MTGや顧客との商談をする必要があり、自分の意思や主張をちゃんと伝えられず歯痒い思いをする、など。
そのような想いを持った人が、ちゃんと英語を学び直したいと考えて留学を意識するケースは多いです。
ただ、正直「英語を学ぶだけ」であれば、昨今はオンライン英会話や英語教材も充実しているので、わざわざ海外に行かなくても良いケースもあります。
(語学留学で英語しか使わない環境に一定期間身を置くことは良いと思います。)
なので、この③の理由は他の理由と組み合わせて留学を決断する方が多いですね。
④キャリアチェンジ・キャリアアップをしたい
こちらも一定数いるのですが、先ほどの③の英語力と同じで、単体で考えるのではなく、他の理由との組み合わせとして組み込んでほしい内容です。
というのも、キャリアチェンジやキャリアアップということだけで見れば、日本でやればよいし、日本でやった方がよい話だからです。
言うまでもないですが、日本国内であれば、言葉のハードルがないです。
なので、ただキャリアチェンジやキャリアアップをしたいという理由のみで社会人留学を決めるのはお勧めしません。
これまでの動画でも再三お伝えしてますが、コープ留学で新しい分野を学んだからと言って、その道にキャリアチェンジできるほど、カナダでの仕事探しも、日本での転職活動も甘くはありません。
⑤人生の選択肢を持ちたい
僕らは日本人なので、日本で暮らしていると、日本の良さも実感している反面、日本のイマイチと感じる部分も多くあると思います。
長引く不況、政治の汚職、上がらない賃金、色んなことで日本に対しての不満が出ることもあります。
そうなった時に「とはいえ、日本でしか暮らす選択肢がない」状態なのか「日本以外で暮らす選択肢もある」状態なのかで気持ちは大きく変わってきます。
もちろんビザの問題などはあるわけですが、一度海外に長く住む経験を持つことで、今後の人生の中で「日本以外で暮らす」という選択肢のイメージがしやすくなります。
そのためにも、社会人留学で、且つ結婚や子育てなどの人生のライフイベントを迎える前に、自分の中での選択肢を意識しておきたいこと考える人はいます。
ということで、
社会人留学を決める理由5選
ということで5つ紹介しました。まとめると、こちらになります。
- 学生時代に行けなかった
- 人生のどこかで長期の海外生活を経験したい
- 英語力の必要性を痛感した
- キャリアチェンジ・キャリアアップをしたい
- 人生の選択肢を持ちたい
いま社会人留学を考えている方は、この5つを見て、自分もそうだと共感していただいた方もいるかもしれません。
こんな社会人留学の理由だとヤバい3選
ここからは、逆に「こんな理由での社会人留学だとヤバい」という話を加えたいと思います。
今から挙げる理由の人に対して、社会人留学をするな、とまでは言いません。
ですが、高いお金、長い時間を費やして、そして日本でのキャリアに一旦リセットをかけて行くのが社会人留学です。
これからの自分のキャリアにプラスになるように設計して欲しいと思うので、あえて「こんな理由だとヤバい」という、少し厳し目の表現を使わせてください。
①自分探しをしたい
留学を通じて、自分が何者なのか、何がやりたいのかの視界が開けるわけではありません。
もちろん、中には留学を通じて今後のキャリアが大きく変わった人もいると思います。
僕も、社会人留学とはちょっと違いますが、子どもの教育目的でカナダに来て、最初は数年間で帰ろうと予定していました。
ですが、今はカナダで法人を作って留学エージェント業をやっていて、カナダに来てから人生は大きく変わりました。
なので、先のことは分かりませんし、留学に行ったら行ったで、多かれ少なかれ何か得るものはあるとは思うし、変化は生じると思います。
でも、それをアテにしてはだめです。
目的もなく社会人留学の生活を送っていたら、2ヶ月もすぎるとその日常に慣れてきて、1年や2年はあっという間に終わってしまいます。
そして、自分探しどころか、自分が何をしたいのか逆に迷走してしまうこともあります。
「目的もなく留学に来たけど、私はカナダで自分の道が見つかったよ」
なんてことをSNSで言っている人もいます。
ハッキリ言って、それは「ごく一部の表に出てきている結果論」です。
実際には、SNSなどでも発信されていない、留学で自分のやりたいことや今後のキャリアが見つからずに、人知れず帰国している人はたくさんいます。
②日本から脱出したい
・日本に対して不満が噴出して、飛び出すように海外へ留学する
・日本の長時間労働や低賃金を嘆き、海外の賃金の高さを求めて留学する
という人は一定数います。
ですが、海外に行って永住権を獲得するなどに繋がらない限り、多くの社会人留学の人は日本へ数年後に帰るのです。
帰ったら、もともとの不満や不安が、日本から除かれているわけではありませんし、むしろ海外を経て、より一層日本に対しての不満や不安が大きくなることだってあります。
留学を考え始めるきっかけが、日本への不満でもよいかもしれません。
一方で、そのことだけを理由に社会人留学に行くと、あとあとしっぺ返しをくらうことが多いです。
昨今「海外 出稼ぎ」みたいなキーワードが取り立たされていますよね。
ですが日本と比較して時給が高かったとしても、物価が高い場所で暮らす場合はその恩恵を全て受けられるわけではないです。
そして、ビザが切れたらその人は日本へ帰って、元の給与水準に戻るのです。
つまり、脱出の気持ちで海外に行ったとしても、また日本に戻ってくるのです。
③なんとなく留学する
これをヤバいというのはちょっと気の毒かもしれませんが、どうしても中には「なんとなく」海外留学を考えている人はいます。
留学するしないは本人の自由ですし、先ほども言ったように、なんとなく行った留学だけど何かを見つけて人生が変わる人もいます。
でも、そうならない人も沢山いるのです。
「留学に行く前に計画を入念に立てたところで、実際に行ったら変わるんでしょ?」と言う人もいます。
後から軌道修正することは構いませんし、渡航後に計画の変化が起こり得るのことは多々あります。
ですが、あまりにもノープランで行くと、あっという間に留学期間が終わってしまいます。
暫定でもよいので、留学前、留学中、留学後の計画を繋げて、考える工程を積んで欲しいと思います。
ということで、
「こんな社会人留学の理由だとヤバい3選」を紹介しました。繰り返すと、以下の3つです。
- 自分探し
- 日本脱出
- なんとなく
もなきから一言
今回の記事を見ていただいて、自分の留学に対しての気持ちや考えが浅かった、甘かったと思った人もいるかもしれません。
でも、実はみんな最初はそうなんです。
中には、浅くて甘い考えのままで留学してしまう人もいますが、一方で渡航前に考える必要性に気づき、じっくりと考える機会を設けて準備して渡航する人もたくさんいます。
Twinsカナダ留学では、相談者様の現在に至るまでの経験、今後どうなりたいかのキャリアイメージをお伺いします。
その上で、目指すゴールイメージに辿り着くために、本当に留学は必要なのか、留学に行くとしたら留学をどう活用して今後のステップアップに繋げていくのかを一緒に考えていきます。
また、概要欄にあるLINE公式を友達追加いただいた方全員に、僕が作成した「Co-opプランシート」を提供しています。
スプレッドシート内の質問項目を7日間かけて埋めていただくと、留学にあたり考えるべきことを網羅的に整理して考えることができる構成になっております。
とはいえ、実際にそれを全て自分で完成させるのも大変かと思うので、一緒に考えながらコープ留学の計画を立てたいという方は、ぜひLINEから面談予約してみてください。
日本で15年以上にわたり転職を支援してきた僕の経験と知識を重ねて、ゴールから逆算した留学の戦略を一緒に作っていきましょう。
コープ留学を通じて、本気でキャリアチェンジやキャリアアップを目指したい方からのご連絡、お待ちしております!
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