【体験談】Co-op留学・国際貿易専攻 おすすめしない理由

初めましての方も、そうでない方もこんにちは!Lonoと申します。
2024年の4月からCanadian CollegeのIneternational Tradeを専攻しております。2年のコースで現在は終盤戦。最後のインターンシップ期間の真っ最中。2024年10月から現地の物流会社でLogisctics Coordinatorをしております。また同時期よりTwinsカナダ留学YoutubeのSNSマーケティングも担当。詳しい私の日常・Co-op留学(以下、コープ留学)経験談は下記リンクからチェック!特にPodcastsでは仕事探しや、仕事内容、得られたスキルなど細かい情報を毎週木曜日に発信していますので是非覗きに来てくださいね。

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Lono🇨🇦コープ社会人留学生(@monolog_ca)さん / X
さて、今回Twinsカナダ留学主催、且つ新企画の「コープ留学 Advent Calendar 2025」5日目を担当することになりました。
普段Youtube・Podcastsでは自身のことを発信しておりますが、ブログという全く異なるフィールドでの情報発信。ビビりながらもワクワクしております。
Advent Calendarのテーマは「コープ留学と私」。振り返ってみると、国際貿易専攻を選んだことこそが、私のコープ留学を充実させてくれた大きな理由だったと感じています。
それでも、あえてタイトルを「知らずに選ぶと超後悔!コープ留学×国際貿易専攻」
としました。
これは、実際にコープ留学・国際貿易専攻を経験したからこそ、今だからこそ書ける話です。
それではよろしくお願いします。
コープ留学を選んだ理由
多くの留学生と似ていると思いますが「キャリアアップ・選択肢を広げたい」ということが主な理由でした。新卒から3年半物流業界で営業・Warehouseマネジメント経験を経て、仕事の楽しさ・やりがいを感じる日々。その一方、年功序列の文化が未だに根強い社会。垣間見えるキャリアの天井の窮屈さに鬱々としながら毎日を消費していました。
このまま30代を迎えた時、就活をしていた22歳のLonoは今の自分に納得できるだろうか?
就活生だった頃から「27歳までに海外に出て、日本以外でも通用する力を身につけたい」という目標がありました。その目標を叶えるなら、26歳の今動くべきだと考え、海外渡航に踏み切りました。様々な選択肢を調べる中で、偶然参加した留学セミナーで「コープ留学」という存在を知ることになります。
当初はキャリアチェンジをするつもりだった
当時通っていたビジネススクールの授業がとても楽しく、特にマーケティング職への興味が高まっている時期でした。コープ留学に行くと決めたものの、ビジネスやマーケティングを学ぶか、現職の経験+αの勉強ができる国際貿易を学ぶかで悩んでいました。そんな中、私の背中を押したのが、留学エージェントの担当者の言葉でした。
私はTwinsカナダ留学とは異なるエージェント経由で渡航しましたが、その担当者から
「キャリアチェンジをしたいと意気込んで渡航しても
経験不足で納得のいくインターン先に出会えない学生がほとんど。
社会人経験があるなら、まずは“自分の領域”で挑戦すべき。」と言われたのです。
この言葉をきっかけに、私は改めて
「自分はなぜコープ留学をするのか」を考えました。
目標や目的を一つずつ分解して整理していく中で、
職種を変えるよりも、将来的にスキルと経験を活かし業界を変える方が自分のキャリアプランに合っていることに気づき、国際貿易専攻を選ぶ決断が固まりました。

社会人経験があるから大丈夫なんて大嘘
実際にコープ留学が始まると学校では既に実務で身につけていた知識を中心に学ぶ場面も多く、「本当にこの選択は正しかったのだろうか」と不安になることがありました。さらに、先に受講しているクラスメイトの多くが、社会人経験且つその分野の経験・スキルがあっても思うように希望の仕事が見つからないと語っていました。
これは思ったよりまずいぞ…でも絶対にやって見せる
覚悟と焦りから周囲には
「私は必ずあと半年でLogisctics CoordinatorとしてLocal企業で働く」
と宣言していました。今考えると、なんて自信過剰な生徒でしょう笑
3年半という社会人経験は決して長くありません。それでも、そこで積み上げてきたスキルや経験には自分なりの誇りと自信がありました。そして何より、 この決断を無駄にしたくない。 出来なかった未来よりも、やり切った未来を見る。そう決めて行動した結果、ありがたいご縁をいただくことができました。
私がどのように仕事を探し渡航から半年で今のポジションにたどり着いたのかについては、
下記で紹介しています。
Podcasts|カナダで目標のインターンポジションをGetした秘訣
知らなかったから後悔する。知っていれば、武器になる。
ビジネスなど他の専攻と比べ、国際貿易は業界やポジションが限られる、非常にニッチな分野だと言えます。経験重視のカナダにおいて、外国人かつ留学生という立場で、滞在期間や労働時間の制約がある中、国際貿易分野で事務職に就く難易度は決して低くありません。
案件ベースで柔軟に動ける仕事でもなく「とりあえず学べば何とかなる」分野ではないのが現実です。だからこそ私は
これまでの社会人経験をどう活かし、カナダでどんなスキルを得て、それを将来のキャリアにどうつなげるか。
過去・現在・未来に一貫した道筋を描いた上で、この専攻を選びました。
その結果、一つひとつのチャンスを零すことなく掴み取り、
国際貿易専攻はリスクではなく、自分の立ち位置を明確にする「武器」になったのだと感じています。逆に言えば、業界の狭さや就職難易度を理解しないまま選べば、後悔する可能性が高い専攻でもあります。
知らなければ、後悔する。
でも、知った上で選ぶ人にとっては
国際貿易専攻は、十分すぎるほど戦えて、面白みしかないフィールドです。
最後に —— 日々に流されず、自問を止めないで
「留学に来る」という大きな目標を達成すると生活のための仕事、学校の課題、日々の雑事に追われる毎日が始まります。気づけば座学を終え、あっという間にインターン探しの時期がやってきます。
「何か月も仕事探しを続けたけれど見つからなかった」
「何十社も応募したけれどだめだった」
そんな声をよく耳にします。
けれど話を聞いてみると、
「応募条件のすべてを満たしていなかったから、応募を見送った」
「業界は希望通りだったものの、ポジションが希望と違ったため応募しなかった」
応募して、面接官と会い、話してから諦めてください。
コープ留学では、自分で勝手に可能性を狭めてしまう選択が一番もったいないと感じています。私が今の職場と出会えたのも 「志望している企業だけど、希望する業務内容ではないから応募しなくていいか」と最初から可能性を切ってしまう考えをやめたからでした。
同じように、専攻と関連性の薄いアルバイト経験を、インターン実績として提出している学生も少なからずいます。
果たして彼らのコープ留学の目的は 「プログラムを修了すること」や 「とりあえず海外で働いてみること」だけだったでしょうか。
日々に流されず、考えることを止めないでください。自分が何を得たくて、どこに向かっているのかを問い続けることが、後悔のないコープ留学につながると、私は思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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コープ留学 Advent Calendar 2025



