【完全版】カナダで仕事をゲット!コープ留学生のためのレジュメ作成ガイド

作成日:2025年9月10日 最終更新日:2025年9月14日

みなさんこんにちは、ツインズカナダ留学のもなきです。

Co-op留学(以下、コープ留学)中、仕事を探している方から「レジュメの作り方が分からない…」という相談を本当によくいただきます。

日本では履歴書と職務経歴書をセットで提出するのが一般的ですが、カナダでは「Cover Letter(カバーレター)」と「Resume(レジュメ)」のセットが主流(職種によってはポートフォリオも)。形式や内容が異なるため、最初は戸惑う方も多いと思います。

今回は、カナダで通用するレジュメの作り方を、基本の形式から採用担当者に響くポイントまで解説します。

レジュメとは?日本の履歴書との違い

日本の履歴書との大きな違い

  • 日本の履歴書:写真必須なことが多い、フォーマットがほぼ同じ、年齢や性別を記載
  • カナダのレジュメ:写真不要、形式自由、関連するスキルや成果を重視して記載

レジュメは「あなたがどんなスキルを持っていて、会社(応募する企業)にどう貢献できるか」を伝えるための書類です。

さらに、カナダの就職活動ではカバーレターも重要な役割を果たします。

レジュメが「あなたの経歴とスキル」を示す書類だとすれば、カバーレターは「なぜこの会社に応募したのか」「どのように貢献できるのか」を伝えるための文書です。多くの場合、レジュメとカバーレターをセットで提出するのが一般的なので、両方を準備しておく必要があります。

レジュメ作成の基本ルール

1. 原則1ページ

採用担当者は数秒で書類をチェックすると言われています。無駄を省き、必要な情報を簡潔にまとめましょう。

2. 写真・年齢・性別は不要

差別につながる可能性があるため、基本的に入れる必要はありません。

3. 逆時系列で書く

新しい経験から順に記載します。日本の履歴書とは逆の書き方ですね。

4. 基本的に英語で作成する

日系企業や日本食レストランであっても採用担当者が現地スタッフの場合も多いです。そのため、「日本語で提出」と書かれている場合を除き、英語で提出しましょう。(問い合わせのメール等も英語で行いましょう)

レジュメの構成と書き方のコツ

① Contact Information(連絡先)

名前・電話番号・メールアドレス・LinkedInのURLなどを記載します。 住所は必須ではありません。もし家から勤務地が近いことなどを伝えたい場合は、カバーレターにその旨を盛り込みましょう。

② Summary(サマリー)

自分の強みやスキルを2〜3行でまとめる部分です。採用担当者が最初に読む場所なので、簡潔にしっかりと書きましょう。

ポイント

  • 現在の立場や経験の概要 例:マーケティング経験がある元社会人、コープ留学中の学生など
  • 強みや得意分野 例:カスタマーサービス経験、チームワーク、データ分析スキル
  • キャリアゴールや貢献できるポイント 例:顧客満足度向上に貢献したい、オフィスでの事務サポートに強みがある

③ Work Experience(職務経験)

職歴を逆時系列で記載します。抽象的な仕事内容ではなく、具体的な「成果」を強調して記載します。

社会人留学の方は、直近の日本での仕事がオフィスジョブという方も多いと思います。もし応募する仕事がカスタマーサービスや飲食、販売系であれば、その職種に合う経験を強調することが大切です。たとえば、学生時代のアルバイトや、前職で培った「顧客対応」「トラブル解決」「チームワーク」などの要素は大きな強みになります。

ポイント

  • 「動詞+成果」で簡潔に(例:Increased sales by 20%)
  • 数字や具体例を使うと説得力が増す
  • 応募職種に関連する経験をピックアップ

④ Visa Status(ビザ情報)

留学中の方にとって、ビザの種類と就労可能時間を記載することは必須です。採用担当者は「この応募者が実際に働けるのか?」をまず確認するため、連絡先のすぐ下に明記しておくと分かりやすくおすすめです。

  • ビザの種類 Student Visa / Work Permit (Co-op) / Working Holiday Visa など
  • 就労可能時間(ビザ上で法的に働ける時間) 24 hours/week during study, full-time during Co-op term

⑤ Work Availability(就労可能スケジュール)

必須項目ではありませんが、面接では必ず聞かれる内容です。あらかじめレジュメに簡潔に明記しておくと、選考をスムーズに進められるでしょう。 注意点として、カレッジの授業が終わる時間ではなく、移動時間等を含めて実際に就労ができる時間を書くようにしましょう。

⑥ Education(学歴)

学歴はシンプルに記載しましょう。基本的には 学校名・学位・専攻・卒業年 を書けば十分です。 コープ留学中の方は、現在通っているカレッジの情報を最初に記載しましょう。特にカナダでは「現在何を学んでいるか」が重視されます。

⑦ Skills(スキル)

スキル欄には、ソフトスキル(対人スキル) と ハードスキル(技術的スキル) を中心に記載しましょう。応募する仕事の募集要項をよく読み、相手が求めている人材像に合ったキーワードを選ぶことが重要です。

多すぎても分かりにくいため、5~8個程に絞ると良いでしょう。

⑧ Certifications(資格・免許)

資格や公式トレーニングの修了証は、スキルとは別の欄で記載すると採用担当者にも分かりやすく伝わります。 特に Food Safe / Serving It Right / First Aid などの資格は、飲食・接客業で必須の場合もあるので、取得している場合は必ず記載すること(必須かどうかは募集要項をチェックしましょう)。また、GoogleやMicrosoftなどのオンラインサーティフィケートも評価されやすいため、忘れずに記載しましょう!

ポイント ・取得年は必ず記載する(最新性を示すため) ・有効期限がある資格は expiry date を併記すると安心  例:Food Safe Level 1 — 2025 (expires 2028)

⑨ Volunteer Experience(ボランティア経験)

もしカナダでのボランティア経験があれば、ぜひレジュメに記載しましょう。カナダでは地域社会への貢献が特に重視されるため、採用担当者に良い印象を与えることができます。 ボランティアは地域活動に限らなくても構いません。応募する職種に関連する経験 や、自分の役割や貢献を示せる活動 であれば十分アピール材料になります。

採用担当者が重視するポイント

  • 成果を具体的な数字で伝える

単に「売上を伸ばした」「お客様対応をした」と書くよりも、数字や具体例を加えると説得力が増します。また、金額を日本円で書くと規模感が伝わりにくいため、%や件数・人数で表現する方が分かりやすく効果的です。金額を記載する場合は、CAD(カナダドル)換算にしておくと良いです。

  • 求人情報のキーワードを盛り込む

募集内容に記載されている「求めるスキル」や「仕事内容」のキーワードは、そのまま自分のレジュメに反映させましょう。これは、採用担当者が分かりやすいというだけではなく、AIによるチェックにも効果的です。

  • 誤字脱字に注意(第三者チェック推奨)

カレッジによっては先生やコープ担当スタッフがレジュメを添削してくれることもあります。特に最近はAIや翻訳機能を活用してレジュメを作る人も増えていますが、自然な英語表現や職場で使われる言い回しに関しては不十分な場合もあります。できるだけネイティブの人やカナダでの就労経験が豊富な人にチェックしてもらうことをおすすめします。

  • AI(ATS)による自動チェックを意識する

最近では応募者管理システム(ATS)が導入されており、大手企業やチェーン展開をしている店舗では、まずAIがレジュメをスキャンして求人票との一致度を確認する場合があります。 そのため、募集要項に記載されているスキルや役割のキーワードをそのまま盛り込むこと、シンプルで読み取りやすいフォーマットにすることも重要になってきています。

よくあるNG例

  • 写真付きで送ってしまう
  • 年齢や国籍を明記してしまう
  • 「I am ~」や「My ~ 」を多用する(レジュメは一人称不要)
  • 長すぎる、余白がなく読みづらい
  • 手書きで作成してしまう(レジュメは必ずPCで作りましょう)

レジュメを印刷するには?

オンラインでの応募も多いですが、ドロップオフをする時は紙のレジュメは必須!カナダでは以下のような場所で簡単に印刷できます。

印刷できる場所

  • Staples(ステープルズ):文房具・オフィス用品チェーン。セルフコピー機や店員さんに依頼して印刷可能。USBやメール送信でデータを渡せます。https://shop.staplescopyandprint.ca/pages/same-day-printing
  • 公共図書館:多くの図書館にプリンターがあり、図書館カードを作ると利用可能。料金も安め。(A4サイズ:$0.2/枚) https://www.vpl.ca/
  • 学校のプリンター:コープ先のカレッジや語学学校に学生用のプリンターがある場合、利用が可能です。

準備しておくと良いもの

  • USBメモリ:PDF形式のレジュメを保存して持ち歩くと安心。
  • クラウドストレージ(Google Drive, OneDrive など):現地でログインして印刷可能。
  • 小銭(コイン):図書館やコピー機で支払いが必要な場合があるので準備しておくと便利です。図書館では「コピーカード」をクレジットカードで購入することも可能です。($5より購入可能)

ポイント

  • フォーマットは必ず PDF形式 にしておく(環境で崩れることがあるため)
  • A4サイズ、紙質は通常用紙で問題ありません

レジュメ作成に役立つツールとテンプレート

  • Canva:無料で使えるレジュメテンプレートあり
  • Indeed:カナダ版のテンプレートをそのまま使用可能
  • Google Docs:シンプルで使いやすいテンプレートが揃っています
  • DeepL翻訳 :翻訳の精度が高く、自然な英語表現を知りたいときに便利
  • Grammarly:文法チェック、スペルミス修正、より自然な表現への提案をしてくれるツール

まとめ

レジュメは単なる経歴書ではなく、「採用担当者に自分をアピールするプレゼン資料」です。

大切なのは、職務経験を応募職種に合わせて工夫すること募集要項のキーワードを意識してスキルを選ぶこと、そしてカナダでの経験を増やしていくこと

皆さんの仕事探しがうまくいくことを祈っています。

仕事探しのコツや面接の対策など、Twinsカナダ留学の公式Youtube公式Instagramでもたくさん取り扱っているのでぜひチェックしてみてください!

また、Twinsカナダ留学経由で渡航された方とは、私もなきが定期的に面談を行い、これまでの仕事内容の棚卸しやレジュメ作成のアドバイスも行っています。 留学に少しでも興味がある方は、ぜひ一度お気軽に無料相談をご利用ください!

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