「なんでカナダ来たんやろ」って100回くらい思ったけど、結局コープ(co-op)留学してよかった話。【社会人留学の本音】

こんにちは、Twinsカナダ留学のHarunaです☺️
あと1か月ほどで日本へ本帰国するにあたり、約10ヶ月間担当してきたTwinsのブログ担当も今回を持って卒業となります。
今回は私自身の社会人留学生活の集大成として、この約1年間に及ぶCo-op(以下コープ)留学のリアルな経験、すいも甘いもぜんぶ詰め込んでお届けします。
コープ留学を検討している人や、コープ留学中の方はぜひ最後までご覧ください!
コープ留学に行こうと決めたきっかけ

バンクーバーへ飛び立つ数時間前の成田空港での写真。まだ髪が短いです。
改めて自己紹介
新卒で未経験のWebディレクターとして就職。その会社に2年半勤めたのち、2024年8月末にカナダへ渡航しました。キャリアアップを目標にしていたので、Tamwoodという学校でデジタルマーケティングを専攻し、1年間のコースを受講しました。
コープ留学を決めた理由
新卒で配属された部署は、同期よりも明らかに労働時間が長く、1年半ほどで限界を感じました。「転職するか、異動するか」と悩んでいた頃、ふと「私、英語をずっと勉強してきたはずなのに今まったく使ってないな」と気づきました。英語とマーケティング、どちらも伸ばせる選択肢として出会ったのがコープ留学でした。
Tamwoodを選んだのは、デザイン・Web・広告と幅広く学べるカリキュラムだったこと、そして1年間という期間設定が、日本のキャリアから離れる上でも長すぎないと考え魅力だったからです。
留学エージェントにTwinsカナダ留学を選んだのは、もなきさんとの出会いが大きかったです。他社とも面談したのですが「はい次は予約!」みたいに流れ作業的かつ営業的だったのに対して、もなきさんとの面談では「なぜ海外?」「どんなキャリアにしたいの?」という深掘りから始まりました。私の経験やこれから歩みたいキャリアを踏まえてコープ留学はいい選択ではないかと背中を押してくれたのが印象的でした。
座学期間は正直・・・
半年間の座学では本当に触りだけしか勉強できませんでした。先生は優しくて、全て褒めてくれるので、フィードバックが欲しいと感じる時が多かったです。自習のような時間も多く、ただ与えられたタスクをこなしているような感覚になることもありました。
学びを得たのは、英語でのプレゼンの機会。特に座学期間最後のプレゼンは「これが人生最後の英語プレゼンかもしれない」という想いで本気で挑みました。人前で英語を話すことに関しては、プレゼンやアルバイトの経験を通じて自信がついた気がします。

最終プレゼンの仲間たち。頑張りました!!
カナダで得た5つの仕事
この1年で、飲食2つ、マーケティング2つ、ボランティア1つの計5つの仕事を経験しました。
飲食バイト
• タイ料理屋のキッチン(ドロップオフで獲得)
• 日本食レストランのサーバー
特に印象的だったのはタイ料理屋。こちらはレジュメのドロップオフでゲットしました。仕事さがしを始めたてのころは、人気のサーバーポジションを狙っていましたが、やはりなかなか採用に至らず断念。最終的に職種にはこだわらず、ご連絡いただいたタイ料理屋さんのキッチンポジションに挑戦することになりました。炎が上がるキッチンでの仕事は最初不安しかありませんでしたが、無事に働けるようになり、両手でフライパンをフリップできるようになったのは予想外の成長でした。(笑)

イメージ。(笑)マツエクが燃えたのも今ではいい思い出です・・・
マーケティング系
• Twinsカナダ留学:Webサイト&ブログ担当
• 英語塾:SNS運用(ボランティアから有給に昇格)
• 個人事業のウェブサイト立ち上げ(初のマーケ系ボランティア)
特に思い入れがあるのは、個人事業を営む方のWebサイト立ち上げのボランティア。渡航して比較的日が浅いタイミングでいただいたお話だったので、なんとかこれを糧に次の仕事に活かしたい!と言う心意気で挑みました。コーディングはクラスメイト、デザインはホームステイ先の仲間と分担し、依頼主の想いを形にすることができました。これが私のカナダでの初めての成功体験でした。
なぜオフィスジョブを選ばなかったか
もなきさんと一緒に留学計画を立てて行く上で、あくまで「1年で帰国」という方針で動いていたため、(ビザ期間的にも)就職が難しいオフィスジョブを狙うのではなく、フリーランス的な動きをしてスモールビジネス相手に実務経験を積む選択をしました。結果的にこの判断は良かったと思っています。
失敗体験

シアトルにあるスタバ1号店。
人生初のホームシック
新卒で上京して実家を出た時はなんともなかったのに、まさかのバンクーバーに留学したタイミングで初めてのホームシックを経験しました。誰も私のことを知らない場所、言語の壁、真冬の雨季、節約生活などで孤独感に押しつぶされそうになりました。「なんでカナダ来たんやろ、、、」と過去の自分をなん度も責めた時がありました(笑)ただそんな日々は長くは続きませんでした。学校のクラスメイトやアルバイト先の仲間と出会い、仕事での成功体験などで徐々に居場所を見出すことができました。
マーケティングの仕事を2つ失注
ボランティアで制作したサイトを見た方や、知人のアルバイト先から依頼が来たのに、営業や交渉の詰めが甘く、いずれも実現には至らず。自分の営業力のなさを痛感し、悔しい思いをしました。ただ、自分の力でお金を稼ぐことの難しさを実感できたいい経験でした。
カナダで得た3つの成長

大学の友達と再会を果たしたロサンゼルスのサンタモニカビーチ。
英語を話すことに対する怖さがなくなった
カナダに来る前の私は、「失敗するのが怖い性格」でした。英語を間違えたら恥ずかしい、伝わらなかったらどうしよう、聞き取れなかったら申し訳ないな、とそんな不安ばかりが先立って、英語を話すのが本当に怖かったです。
でも、バンクーバーは移民が多くて、いろんなバックグラウンドの人たちがいるからこそ、英語に寛容で優しい人が多い場所でした。勇気を出して話してみると、もちろんたくさん失敗もしましたが、それ以上に「ちゃんと伝わった!」という嬉しい経験が少しずつ自信に変わっていきました。
細かい文法ミスや言い回しはまだまだ改善の余地があるけれど、「伝える気持ち」と「便利なフレーズ」を使いながら、会話が成立するようになりました。 特に印象に残っているのは、留学先でできた友達と、英語でいわゆる“女子トーク”ができた瞬間。「あ、ちゃんと会話を楽しめてる」と思えて、自分の成長を強く実感しました。

バンクーバーでは美味しいものもたくさん食べました!
どんな状況も乗り越えられるという自信がついた
母国語が通じない環境で、仕事を探して、家を探して、契約をして、自分で稼いで生活をまわしていく——そんな海外生活をひとりで乗り越えたことは、間違いなく自分にとって大きなターニングポイントでした。
最初は不安も多かったけれど、あれこれ調べて動いて、失敗してもなんとかして、気づけばひとつずつクリアできていました。 「大抵のことは何とかなる」と、頭じゃなくて身体で理解できた気がします。
だからこそ、嫌なことにはハッキリとNoと言えるようになったし、少し難しそうなことにも「とりあえずやってみよう」とYesを出せるようになりました。 海外生活を通して、内側から湧いてくる“根拠のある自信”を持てるようになったのは、私にとって何よりの収穫でした。
「自分らしさ」の正体がわかった
バンクーバーには、世界中から来た人が住んでいます。それぞれの文化や考え方が混ざり合う場所で暮らすことで、日本で当たり前だった「他人の目を気にする感覚」が少しずつ薄れていきました。
特にファッションにおいては、年齢も体型も気にせず、自分が好きなスタイルや自分の文化を貫いている人がたくさんいます。それを見て、「自分が心地よいかどうか」を基準にする大切さに気づきました。「ちゃんと見られなきゃ」「失敗したら迷惑かも」「変に思われたくない」といった“見えない圧”に無意識で縛られていた自分が、少しずつ自由になっていった気がします。
今では、嫌なことにきちんとNoを言えるようになり、人と違う選択肢も自信を持って選べるようになりました。周りと比べすぎて疲れていた私が、自分軸で生きられるようになったという感覚は、帰国後も絶対に忘れたくない私の大切な財産です。
コープ留学を生き抜くコツ

ナイアガラの滝。迫力がすごかった。
やりたいことは言いまくる!とにかく行動!
これは多くの人が言っていることですが、私自身も強く実感しました。 「自分はこういうことをしたい」「こんな仕事に興味がある」と、周りの人にどんどん伝えていくことで、運が良ければ本当にチャンスが舞い込んできます。
私の場合も、「ウェブサイトやSNSの仕事がしてみたい」と友達やミートアップの場で何度も話していたところ、ボランティアやアルバイトの話をもらえるようになりました。 もちろん、言えば必ず叶うというわけではありませんが、“言わないと何も始まらない”というのは本当にその通りで、発信することでチャンスが広がるのは間違いありません。
留学は限られた時間の中での挑戦なので、「心の中で思っているだけ」「ネットで探してるだけ」では進みが遅くなりがちです。 とにかく一歩踏み出して、自分の想いや希望を周囲に伝えて、理想の仕事やボランティアを自分の手でつかんでみてください!
せっかく掴んだ仕事、クビにならないように努力する!
仕事やアルバイトを“得る”ことだけがゴールではなく、「続けること」「成果を出すこと」も同じくらい大事だと強く感じました。 実際、バンクーバーではクビになることが珍しくありません。さらに、現地には「無給でもいいから経験したい」という意欲あふれる人も多く、雇う側にとっては好都合なライバルが常にたくさんいます。 だからこそ、自分が採用された理由、自分にしか出せない価値、貢献できることを意識して、結果を出す努力をし続ける必要があります。
「せっかく掴んだチャンスを自分の力で活かし続ける」これが、バンクーバーで生き抜くために欠かせない姿勢だと実感しました。
最後に、これから留学を考えているみなさんへ

バンクーバーでみた夕日は一生忘れないと思います。
コープ留学は、私にとって人生で一番大きな決断でした。 大切にしていたものをすべて日本に置いて、たったひとりで海の向こうへ飛び込み、改めて「自分ってどんな人間なんだろう」「どんなキャリアを歩んでいきたいんだろう」と真正面から向き合った1年間。
楽しいことばかりではなく、もちろんしんどい時期もたくさんありました。でもそれ以上に、大切な仲間や忘れられない思い出に出会えたこと、そして何より、自分自身の成長を実感できたことは、かけがえのない宝物です。
バンクーバーで過ごしたこの1年を糧に、今より少し大きくなった自分が、これからどんな人生を歩んでいくのか自分でも楽しみです。
ついつい自分語りになってしまいましたが、もしこのブログを読んで、社会人のコープ留学という選択肢に少しでも興味を持ってもらえたなら嬉しいです。
また、当社のYoutubeでも私のコープ留学についてインタビューしてもらっています。こちらも合わせてご覧ください。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました!
当社では、コープ留学した人が集う現地コミュニティ(Co-opers:クーパーズ)を運営しております。カナダでの生活に関する疑問や不安を気軽に相談したり情報交換ができる相互扶助のコミュニティです。
Twinsカナダ留学を通じてCo-op留学を決められた方は、全員加入が可能です。ぜひフル活用してください。
コープ留学を通じて、本気でキャリアチェンジやキャリアアップを目指したい方からのご相談、お待ちしております!