Co-op(コープ)留学って何ができるの?
みなさん、こんにちは。Twinsカナダ留学のもなきです。
最近よく聞くようになった「Co-op(以下、コープ)留学」。
なんとなく学ぶと働くの両方ができるプログラムと思われている方も多いと思います。
今回はコーププログラムとは一体どんな留学プログラムなのかを詳しく見ていきたいと思います。
コーププログラムとは?
コーププログラムは、専門知識を学び働くことができるプログラムのことです。
まず、コーププログラムはカナダでしか受けることができません。
このプログラムの特徴は、
- プログラム前半の座学で専門的な知識を身につけ、後半はインターンシップで身につけた知識を定着させる
- 学校に通いながらパートタイムで就労可能
つまり、卒業資格(Diploma)取得要件に座学とインターンシップが組み込まれているプログラムとなります。
また、コープ(インターン)期間はプログラム全体の半分の期間です。そのため、コースによってインターンができる期間が異なることも特徴のひとつです。
バンクーバーが位置するブリティッシュコロンビア州(以下BC州)では、無給でのインターンが禁止されているため、知識の定着と就労の経験を積みながらお金を稼ぐことができます。
ワーキングホリデーとの違いは?
わかりやすく表で見てみましょう。
コープ留学 | ワーキングホリデー | |
---|---|---|
年齢制限 | なし | あり |
ビザを取得できる回数 | 無制限 | 一度きり |
滞在期間 | プログラムの期間中可能 | 1年間 |
就労期間 | 卒業するまで可能 | 1年間 |
就労時間 | 座学期間: パートタイム(20時間/週) インターン期間:フルタイム(40時間/週) | フルタイム(40時間/週) |
年齢制限がなく、何度でもビザの申請が可能なのがコーププログラムの最大の特徴です。
ワーキングホリデーの場合、31歳までという年齢制限があります。また語学学校に通う留学の場合は就労ができません。ですが、このコーププログラムではどなたでも挑戦でき、働くこともできます。
コーププログラムの場合、ビザは就学許可証と就労許可証の2枚が発行されます。
どのコースがコーププログラムなのか?
学校によって開講されているコースが違いますが、一般的にホスピタリティ、カスタマーサービス、ビジネス、IT(デジタルマーケティング、UI/UXデザイン)といったコースがあります。そのため、ご自身の興味・関心に合わせてコースを選ぶことができます。
これらのコースは、学校の“Work and Study Programs”や“Co-op Diploma Programs”に属します。学校によってはコープなしで座学のみ提供しているコースもあるので注意が必要です。その場合は、卒業資格がDipromaではなくCirtificateとなります。
*Diploma:カレッジや大学などの教育機関で、特定のコースの修了や単位を取得したということが認められた際に発行される卒業証明書や業績証明書。
Certificate:専門知識を学び、そのコースを終えたという証明書。
インターン先はどうやって探すの?
コーププログラムのインターンの特徴は、自分が学んだ専門知識に関連している仕事・職種に就く必要があるということです。
また学校は、レジュメの添削やインタビューの練習のサポートをしてくれる場合もありますが、基本的にはインターン先は自分で探します。
そのため、希望の会社や職種でインターンをしたい場合、日頃からアンテナをはり、積極的に情報を取りに行く必要があります。レジュメやカバーレターの作成は早くから取り掛かり、いつでも渡せる状態にしておくと良いでしょう。
また、ビジネスやIT関連のコースを受講していると、インターンはカナダの現地企業でしたい!、オフィスジョブをゲットしたい!と思われる方もいらっしゃいます。しかしこちらはかなりハードルが高いと思ってください。
海外のインターンシップは日本と異なり、実際に働く現場を経験できるものです。しかし、企業としてもお金を払ってインターン生を採用するのであれば、経験がある人やコミュニケーションが問題なく取れる人を採用したいと思うでしょう。有給インターンであればなおさらです。例えばアルバイト先の飲食店や小売店などでデジタルマーケティングの知識を活かしてWebデザインをする、SNSマーケティングをするというのもインターンになります。
挑戦は恐れず、カナダの現地企業やオフィスジョブにアプライすること、そして幅広い視野を持つことが重要です。
コープ留学の費用は?
専門的な知識を学び、さらにインターンシップもできるコーププログラム。
費用が気になりますよね。
バンクーバーで人気なTamwoodというカレッジの48週の2つのコースをもとに見てみましょう。
内訳 | Digital Marketing Co-op Diploma | Hospitality & Tourism Co-op Diploma |
---|---|---|
授業料 | $10,856 | $10,856 |
教材費 | $900 | $650 |
申請料 | $200 | $200 |
健康保険料 | $960 | $960 |
滞在費 | $15,600 | $15,600 |
ビザ申請費用 | $235 | $235 |
航空券代(片道) | $1,500 | $1,500 |
合計 | $30,251 | $30,001 |
*ビザ申請費用:申請料金$150(Co-opビザも含まれます。)+指紋登録(バイオメトリクス)料金$85の合計です。
*滞在費:家賃、食費、交通費といった費用を全て含んだ生活費です。
*健康保険料:Tamwoodのオプションである健康保険20$/Weekをもとに算出しています。
今回は学校のプロモーションなどを使用しない場合の金額で算出しています。この場合、1年間滞在すると約300万円ほど必要な計算となります。高い!と思われるかもしれませんが、冒頭でお話ししたように、コープ留学の場合は、パートタイムでのアルバイトも可能なので、現地で生活費を稼ぎながら学校生活を送ることもできます。また、時期によっては学校がプロモーションを用意して、費用を抑えることもできます。
今回はコープ留学とは何かについてお伝えしました。
今後、コープ留学の魅力と注意点、向き合い方をはじめ、コープ留学に関することや生活情報などについて発信していきたいと思います。
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