【完全版】カナダ留学中の病院事情|受診の流れ・医療費・渡航前準備まとめ

こんにちは、Twinsカナダ留学ブログ担当のAkaneです☺️
Co-op留学(以下、コープ留学)中に心配なことの一つが「体調を崩したらどうするの?」という医療の問題ではないでしょうか。
海外の医療費は高い!待ち時間が長すぎる!など、ネガティブな情報も多く、さらに不安を感じることも多いかと思います。
そこで今回は、Twinsカナダ留学の留学生にアンケートを実施し、実際に病院を利用した方のリアルな声をもとに、バンクーバーで病院を利用する流れや医療制度についてまとめました。
「どこに行けばいいの?」「保険は使える?」「薬はどこで買える?」など、渡航前に知っておくと安心な内容をまとめています!
カナダ・バンクーバーの病院事情|日本と何が違う?

まず知っておきたいのが、日本とカナダでは医療の仕組みが大きく違うことです。
日本では「風邪だから内科」「喉が痛いから耳鼻科」と自分で専門科を選んで受診することが一般的ですが、カナダではまずGeneral Doctor(総合診療医)に診てもらい、必要があれば専門医を紹介される仕組みです。
現地に長く住む方はFamily Doctor(かかりつけ医)を持つことが一般的ですが、留学生のような一時滞在者が登録するのは現実的に難しいケースもあります。
そのため、留学生が体調不良になった際は別の選択肢を利用することになります。
病院を利用するときの流れ
① Walk-in Clinic(ウォークインクリニック)
予約なしで受診できるクリニックです。
比較的軽い症状の場合、まずここを利用するケースが多いです。
ただし人気のクリニックはかなり混雑します。
朝8時に到着し、実際に診察してもらえたのは昼の12時過ぎだったという声も。
- 風邪、インフルエンザ
- 喉の痛み
- 膀胱炎
- 軽い皮膚トラブル
- 歯科関係
② Urgent Care(アージェントケア)
「Emergencyに行くほどではないけれど、早めに診てもらいたい」場合に利用する施設です。
イメージとしては、日本の総合病院の初期診療窓口に近い存在。
こちらは基本的に予約が必要な場合が多いので、電話やオンラインで予約状況を確認して病院へ向かいましょう。
必要に応じて専門機関へ紹介してもらえることもあります。
- 高熱が続く
- 症状が悪化している
- 強い痛みがある
- 骨折の可能性がある
③ Emergency(救急)
命に関わるような緊急時はこちらを利用します。
待ち時間は長くなることもありますが、重症度順で対応されます。
- 呼吸困難
- 強い胸痛
- 重度の怪我
- 大きな出血
- 骨折
④ 911とは?
911は緊急時に利用する病院ではなく、緊急通報番号です。
自力で病院に行けない場合に救急搬送の相談ができます。
カナダではまず消防隊が到着し、状況確認後に救急車が必要か判断されるケースもあります。
搬送手段として救急車を使う場合、MSPではカバーされませんが、日本で保険に加入している場合カバーされるプランもありますのであらかじめ把握しておくことをおすすめします。
医療費の負担は?
カナダ・BC州では、一定期間滞在する留学生はMSP(Medical Services Plan)への加入が必須となっています。
MSPとは、日本の公的健康保険のような制度で、加入していると対象となる医療機関での診察費は基本的に自己負担なく受診できます。
「カナダの病院は高額」とよく聞くため不安になる方も多いですが、MSPの対象となる診療であれば、病院で高額な診察費を請求されるケースは基本的にありません。
ただし、すべてが無料というわけではないため注意が必要です。
MSP対象外の例
- 歯科治療(虫歯・詰め物・クリーニングなど)
- 処方薬
- 市販薬
- 眼科検診(一般的な視力検査など)
- 一部の専門サービス
- 救急車
また注意したいのが、MSPは渡航してすぐに使えるわけではないという点です。
加入開始は、一般的に渡航後約3ヶ月後が目安となるため、それまでの期間をカバーする保険は別で準備しておく必要があります。
この期間の保険は、「クレジットカード付帯の海外旅行保険」「日本の保険会社の留学保険」「海外の民間医療保険」などさまざまな選択肢があります。
補償内容や自己負担額、歯科や薬が対象かどうかもプランによって大きく異なるため、「とりあえず安いもの」ではなく、内容を比較して自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
実際どれくらいの人が病院を利用している?

今回のアンケートでは、約40%の留学生が実際に病院を利用した経験があるという結果でした。
受診理由として多かったのは
- 歯の詰め物が取れた
- 歯の痛み
- 膀胱炎
- 風邪の悪化
- 喘息発作
「大きな病気になってから」というより、意外と身近な体調不良やトラブルで利用するケースが多い印象です。
実際に利用した留学生が感じたこととして「費用の高さ」「英語の壁」「待ち時間の長さ」という点が挙げられました。
①費用の高さ
- 歯の詰め物4箇所で1200ドルかかった
- 診療費は無料だったが、薬代が別だった。MSPで無料と思っていたが、事前にもっと調べておけばよかった。
- MSPで全額カバーされたため、当日の支払いはなかった
- 日本の健康保険を継続している場合、オンライン診療を使うという選択肢もある
②英語の壁
- ズキっとした痛みなど細かいニュアンスが伝えづらかった
- 医者の説明が分からないことも多かった(聞き返すとゆっくり分かりやすく話してくれた)
- 体調が悪い中、英語でやり取りをするのはかなり大変だった
③待ち時間
- 行きたい日に受付終了で受診できなかった
- 数時間待つ前提でその日は予定を入れない方が良い
- Emergencyはもっと長時間待つイメージがありましたが、実際は3〜4時間ほどで思っていたよりスムーズでした。
渡航前にしておくと安心なこと

すべてを完璧に備えるのは難しいですが、事前に少し準備しておくだけでも、いざという時の安心感は大きく変わります。
ここでは、渡航前に確認しておきたいポイントをご紹介します!
歯科検診
歯科はMSPでカバーされず、実費となります。
非常に高額なため、事前に日本で検診を終わらせておくことと安心です。
また、日々のケアもとても大切です。
カナダの一般的な歯ブラシはサイズがとても大きいため、荷物スペースに余裕がある場合は日本から必要分を持参することをお勧めします。
持病の薬を準備
喘息・アレルギー・婦人科系など、継続薬がある方は「カナダにどのくらいの期間行くのか」という内容を医師に事前に相談しておくと良いです。
ただし、薬の持ち込みには種類や量によって制限がある場合があります。
持病の薬などを多めに持ち込む場合は、入国時に確認される可能性もあるため、処方箋や薬の内容が分かる書類(できれば英語)を持参しておくと安心です。
常備薬を持参
基本的にカナダの薬局でも薬は購入可能ですが、日本と成分や強さが異なるため、心配な方は慣れたものを持参すると良いでしょう。
持っておくと安心なもの
- 風薬
- 胃薬
- 解熱鎮痛剤
- 漢方薬
- 湿布
- 目薬
- 生理痛薬
保険内容、近隣の医療機関を確認しておく
いざ体調を崩した時に慌てないよう、加入している保険の内容と、自宅や学校の近くにある医療機関を事前に確認しておくと安心です。
MSPに加入していても、歯科治療や薬代など対象外となるものがあります。また、MSP開始前は別の保険に加入することになるため、どこまで補償されるのか、病院で一度自己負担して後から申請するタイプなのかといった利用条件も確認しておくと安心です。
保険によっては、日本の医療機関のオンライン診療を利用できるケースもあります。あわせて、自宅や学校の近くにあるWalk-in Clinic、Urgent Care、Emergencyの場所も調べておくのがおすすめです。
まとめ
カナダの医療制度は、日本とは仕組みが大きく異なるため最初は戸惑うかもしれません。実際アンケートでも「日本の医療制度のありがたさを感じた」という声は多くありました。
一方で、「思ったよりスムーズだった」「スタッフが優しかった」「MSPでカバーされてよかった」という声もあり、必ずしも悪いことばかりではありません。
大切なのは、仕組みを知っておくことと、渡航前にできる準備をしておくこと。
万が一のときも落ち着いて対応できるよう、ぜひ参考にしてください☺️



